令和6年3月5日に小矢部市議会の定例会が開会された。
今回の会議では、会期の決定や議案に関する重要な議題が取り上げられた。特に注目を集めたのは、令和6年度小矢部市一般会計予算に関する議案である。
市長の桜井森夫氏は、議案の提案理由を述べる中で、最近の能登半島地震による被害に触れ、心からの哀悼の意を示した。地震によって市内では1,000件を超える家屋などが損壊しており、経済活動にも大きな影響が及んでいることを強調した。
桜井市長は、令和6年度のbudgetを「強く優しい地域をつくる実行予算」と位置付け、災害に対する防備の重要性について指摘した。具体的には、防災備蓄品の整備や自主防災組織への支援が行われる予定である。
また、市長は子育てや高齢者支援の施策についても言及した。インフルエンザ予防接種助成に新たに高校生を追加し、助成単価を引き上げることが決まったことも報告された。これにより、地域全体が人に優しい環境を目指す方針を示した。
予算特別委員会の設置が決定され、委員会は15名によって構成されることが承認された。これにより、今後の予算案の詳細な審査が進められる。
本定例会の会期は本日から3月22日までの18日間と決定され、議会の進行が行われる。また、議案に関する調査のため、3月6日から8日まで休会することも決まった。次回の本会議は3月11日に再開される予定である。
桜井市長は、自然災害への備えや人に優しいまちづくりの両立を目指して、柔軟な市政運営を行うと述べた。寄り添う地域づくりは、今後の施策の重点アイテムであると強調された。