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墨田区議会、雨水利用と地球温暖化対策を議論

令和6年9月11日、墨田区議会で雨水利用の実績や地球温暖化対策について議論が行われた。
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令和6年9月11日、墨田区議会において定例会が開催され、様々な議案及び一般質問が行われた。

特に注目を集めたのは、自転車の駐輪場に関する問題だ。井上裕幾議員は、錦糸公園の駐輪場の混雑状況を指摘し、区民からの懸念を伝えた。合計で約1,100台の自転車が駐輪されているとされ、利用者が多いにも関わらず駐輪場の確保が難しい現状が報告された。山本亨区長は、周辺環境を考慮した対策の重要性を認識しつつ、自転車駐輪場の整備計画について慎重に検討していると述べた。

続いて、雨水利用の実績についての質問がありました。井上議員は、過去10年間の雨水利用に関するデータを求め、墨田区が全国に先駆けて行った雨水活用方法について評価。しかし、その効果と実績について数値での具体的な説明が求められた。山本区長は、公共施設での利用が増え、現在275施設において約6,164立方メートルの雨水を貯水していると発表。この貯水量は25メートルプールに換算すると約10個分に相当するとのことだ。

さらに、地球温暖化対策として、区内における太陽光発電の導入実績や、建物の断熱性能向上についても議論された。区長は、区の施設における太陽光発電の設置状況を明示し、今後もさらなる推進を図る考えを示した。また、避難所での温熱環境対策が重要であるとの指摘もあり、空調機の整備が進められていることも報告された。

この他にも、民泊の増加に伴うトラブルや、区民からの苦情への対応についても意見が交わされた。村本ひろや議員からは、騒音やゴミ問題が発生しているとの報告があり、岩本亨区長は、民泊のルール整備や事業者への指導を進めると述べた。これらの議論を通じて、墨田区の持続可能な発展に向けた取組みが進んでいることが示された。

この定例会では、議案の承認や区民からの様々な意見を受けて、増築工事や地球温暖化対策の強化が明確に示された。今後の墨田区の政策が、地域住民の生活向上に寄与することが期待される。

議会開催日
議会名令和6年度定例会議会(9月)
議事録
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