令和6年度墨田区議会定例会が6月12日に開会された。
区長の山本亨氏が本日の議会を開会する旨を述べ、続いて議会期間が17日間であることを確認した。
開会後、今日の議題に移り、第一に「議案第4号 墨田区附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例」が提案された。それに続き、議案第5号から議案第20号まで、多数の条例案が順次提案され、出席議員から活発な質疑応答が行われた。
特に、加藤ひろき議員が提起した障害者雇用促進法の改正に関する問題は注目を集めた。加藤議員は、障害者の法定雇用率が2024年4月から段階的に引き上げられることに言及し、墨田区での雇用状況の推移について質問した。山本区長によると、令和3年度から令和5年度にかけて、障害者雇用率は常に法定雇用率を上回っているという。
次に、マイナンバー法等の一部改正に関する議題が続き、加藤議員は、マイナンバーカードの普及と利便性向上についての質問をした。山本区長は、マイナンバーカードを利用したオンライン申請の促進に努める考えを示した。さらに、不動産登記法の改正に関しても多くの質問が寄せられ、地域における空き家問題への対応が重要であることが強調された。
また、会議中には職員の人材育成、福利厚生に関する議題も話題となり、山本区長は、職員定数や人材育成の方針、今後の戦略について言及した。区としては、職員が職務を全うできる環境整備が優先事項とされているそうだ。
最後に、議会は様々な改正案についての意見を交わしつつ、生活環境の改善、地域の安全対策について連携を強化することが必要であるとの結論に達した。特に地域防災や災害対応の重要性が重視され、これからの政策に反映される見通しだ。
議会は午後4時13分に散会した。今後も墨田区議会において住民の声を反映した建設的な議論が続けられることが期待されている。