令和6年3月29日、墨田区議会が開催され、議案第101号が審議された。
本議案は墨田区特別区税条例の一部改正に関するものである。
提案の主な目的には、納税義務者の令和6年度分における個人住民税の特別控除を設けることが含まれている。
議会では、岸川紀子副区長がこの内容を説明し、「総合所得金額が1,805万円以下の納税者に対して、控除対象配偶者または扶養親族1人につき1万円を控除すると述べた。
皆様のご理解とご審議をお願い申し上げます」と強調した。
質疑において特に異議はなく、議案は関連常任委員会に付託され、スムーズに進行した。
さらに議会では、委員会の閉会中継続調査申出についても討議された。
関連委員会からの申出書に基づき、閉会中における調査の継続が承認された。
この日の議会は、山本亨区長が議会閉会時の挨拶でも強調したように、地域への配慮があった取り組みとなっている。
「令和6年度予算は、『人が輝くまち、明日の“すみだ”を共創する予算』として位置付けています。」と述べ、地域力とつながりを持ったまちづくりの重要性を訴えた。
具体的には、想定される災害に備えて防災士の育成や備蓄物資の整備が進められている。
また、昨今の経済対策として、個人住民税減税の考え方も検討されている。
「区民の生活の質を向上させるため、早急に事務手続きを進める」との発言もあり、前向きな姿勢が見えた。
このように、墨田区議会は今後の施策においても地域住民としっかりと向き合う姿勢を保っている。