令和3年度墨田区議会定例会7月緊急議会が開会され、議題に「令和3年度墨田区一般会計補正予算」が取り上げられた。
この補正予算は、現下の新型コロナウイルス感染症の影響に対応するものであり、補正額は4億3,300万円の増額となる。
予算の総額は1,238億4,746万5,000円に達し、この財源はすべて財政調整基金からの繰入金で賄われる。
副区長の高野祐次氏は「今回の補正は、区内経済への影響を踏まえた必要な事業費の補正である」と述べた。具体的には、商業活性化支援事業費として4,000万円、商工業融資事業費として3億9,300万円が追加計上された。
質疑の時間が設けられたが、特に疑義は出ず、議案は順調に委員会に付託されることとなった。
会議の最後には、山本亨区長が挨拶を行い、緊急議会における迅速な審議に感謝の意を表した。区長は新型コロナウイルス感染症の第5波に触れ、引き続き厳重な対策が求められることを強調した。
さらに、熱海市の土石流災害への哀悼の意を示しながら、台風シーズンに備えた安全体制の整備も確認された。
また、東京2020大会の開催を控え、地域の歴史に残るイベントとしての意義も述べられた。
最後に、議会は午後2時49分に散会し、今回の緊急議会は無事終了した。