令和5年度墨田区議会の6月定例会議は、6月13日に開会され、多くの議案が提案されました。
会議では、まず議長の福田はるみ氏が会期の設定について言及しました。議会期間は6月13日から7月6日までの24日間に決まり、特に異議はありませんでした。
また、山本亨区長は三期目のスタートに当たり、区政運営に対する基本的な考え方を述べました。新型コロナウイルス感染症対策に対する評価が高まる中、区民が安心して暮らせる環境を整備していく方針を強調しました。「誰もが夢と希望がかなう墨田区」を実現するため、全力を尽くす意志が示されました。
山本区長は、選挙結果として創出された高い得票率を受け、その信任に応える必要があると考えています。特に子育て支援に対する取り組みが重視され、保育所や学童クラブの定員増加に寄与する旨が述べられました。
また、多様な施策によって地域力の向上を図ることが目指されています。産業振興や観光施策により、経済活動の回復にも力を入れるとのことで、ポストコロナに向けた施策に期待が寄せられています。
議案に関しては、一般会計補正予算が議論され、女性センターや特殊勤務手当など、多岐にわたる条例改正案も提案されました。特に、すみだ女性センター条例の改正は、女性支援の強化を図るものであり重要なテーマとなっています。
最後に、大門しろう議員が議事進行の動議を提出しました。議案調査のため、6月14日から21日までの8日間の休会が決定され、会が散会しました。
今回の会議を通じ、区政運営の基本的な方針と議案の全体像が伝えられ、今後の取り組みに対する期待が高まっています。