令和5年5月29日、墨田区議会において、定例会が開会した。
新たに選任された区議会の役職者は、区民の信任を受け、さらなる公共の利益の為、尽力する意向を示した。
まず、福田はるみ議員が議長に選任され、全議員から祝福を受けた。福田議長は、議会運営の円滑化や区民満足度の向上を目指すと強調した。これに対し、副議長にははねだ福代議員が選ばれ、就任の挨拶で職責の重さを再認識したと述べた。
議会では、常任委員会委員及び議会運営委員会委員の選任も行われ、全ての名簿に異議なく承認された。特に、特別委員会の設置が注目された。佐藤篤議員より放課後対策・情緒障害児等支援対策特別委員会設置が提案され、全会一致で決定した。
続いて、公園の在り方調査・災害対策特別委員会及び自治体DX調査特別委員会設置の動議も可決された。これらはいずれも地域の発展と住民の利便性向上を図る取り組みとして位置付けられた。特に自治体DX調査特別委員会は、情報化時代における行政手続きのスピード化と効率化を目的としている。
議案の一部には、墨田区副区長の選任同意が含まれ、岸川紀子氏が新副区長に選任されることが報告された。加納進議員がその適任性を強調し、全会一致で同意を得た。監査委員については、再選された加納氏の経歴が評価された。
閉会にあたり、山本亨区長は、区議会議長をはじめ新役職者に祝辞を述べ、公共サービスの向上を目指す姿勢を示した。また、今後の感染症対策と地域振興への取り組みも継続していくことが強調された。区長と議会の協力体制が重視され、より開かれた議会運営の実現が期待されている。
新たな区政のスタートと共に、今期の課題に取り組む姿勢が一層強化された。議会は今後、区民の期待に応えていくことが求められる。