令和6年2月20日、墨田区議会の定例会議が墨田区議会議事堂で開かれた。議題には、複数の条例改正案や予算案が含まれており、議長の福田はるみ議員の進行で進められた。
第1に、たきざわ正宜議員が提起した防災対策の情報発信について、区長の山本亨氏が、支援活動の情報を適切に発信する必要性を強調した。これにより、区民の防災意識と信頼が高まることが期待される。
また、防災における受援体制の強化についても議論が交わされた。たきざわ議員は、震災による課題を挙げ、スムーズな物資支援のための体制を整備する必要があると述べた。山本区長は、ボランティアの受入れ体制や物資受入れ拠点を新設する方針を示した。
次に、公共施設の整備状況が報告され、学校や児童館の改修についての提案があった。区長は、今後の公共施設整備の方針として、子どもの成長に必要な環境整備が重要であると影響力のある発言をした。
また、加藤ひろき議員は、ＥＶ（電気自動車）の普及状況について質問し、ＥＶを促進するための支援制度や認知度向上が必要との意見を述べた。区長は、今後も充電インフラの整備を進め、購入時の補助制度導入を検討する方針を示した。
最後に、各種条例の改正案が示され、多数の議案が提出された。特に、介護保険制度の見直しについては、現状の利用者数に反映する充実したサービス提供が求められる。行政からの直接的な支援が突きつけられる中、議会参加者からは、さらなる制度改善の必要性が強調された。今後、墨田区が求めるような持続可能な社会を実現するため、新たな議論が続けられることが期待される。