令和6年度の墨田区議会定例会が、2月5日に開催された。
この議会では、区長の山本亨氏が令和6年度施政方針を述べた。
特に、歳入歳出の予算案や区民サービスの充実に向けた施策が主要なテーマとして取り上げられた。
区長は、令和6年度の一般会計予算規模が、前年度比8.2%増の1,372億6,500万円となる見込みを示した。
この予算案は、特別区民税の増加や国からの交付金が増えたことに基づいている。
山本区長は、「地域力を高め、区民の生活向上を図るため、様々な施策を展開していく」と強調した。
また、令和6年度の施政方針では、子どもや高齢者を支援する施策を中心に据えている。
区は「こどもまんなか すみだ」の実現を目指し、学童クラブの充実などに取り組む方針だ。
教育に関しては、学校改築計画を進め、新たな教育センターの設置も予定していることを述べた。
山本区長は、地域力を養うために、災害に強い街づくりにも重きを置く。
具体的には、災害時の備蓄倉庫を設ける計画などがある。また、地域福祉や医療面でも、セーフティネットの強化が求められている。これに関し、山本区長は「誰もが安心して暮らせる環境を整える」考えを示した。
さらに、地球環境への配慮も重要視されており、地域での環境教育や、ゼロカーボンシティ推進に関する取り組みが計画されている。
「持続可能な未来を目指すために、地域全体で取り組む必要がある」との意見もあった。これは、これからの都市罪遣において重要な柱の一つとなる可能性がある。
この議会は、2月6日から14日までの9日間、議案調査のため休会することが決定された。
最初の議題である令和6年度の一般会計予算案については、引き続き議論されていく見込みであり、区民の意見が反映されることが期待されている。