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墨田区議会、保育所の民営化見直しと使用料の値上げに議論

墨田区議会では、保育所条例の改正や学校施設使用料値上げ等について活発な討論が展開された。
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本日、令和3年度墨田区議会定例会11月議会が開催され、様々な議案と請願が審議される。

中でも議案第39号、墨田区保育所条例の一部改正が大きな関心を集めている。これについて、山下ひろみ議員(日本共産党墨田区議団)は反対の討論を行い、公的保育の充実を求めた。彼は「コロナ危機では医療や介護、保育の重要性が再認識され、区立保育園の民営化は見直すべきだ」と訴えた。この意見は、多くの議員の耳にも留まった。

また、議案第40号・墨田区立学校施設使用条例の一部改正については、使用料の値上げが提案されている。特に体育館や柔道場の料金引き上げに対し、中村あきひろ議員(立憲民主党墨田区議団)は使用料の値上げが地域のスポーツ活動に負担をかけると疑問を呈した。教育施設の利用に関する賛否が分かれ、今後の協議が必要である。

議案第33号・令和3年度墨田区一般会計補正予算は、特に注目されている。それに関して大瀬康介議員(墨田オンブズマン)は反対討論を行った。彼は「北斎基金事業費の追加は無駄な支出である」と述べ、より重要な施策への財源移動を提案した。この議案に対する意見は分かれ、さらなる議論が期待される。

その一方で、区民から寄せられた請願も重要な議題として扱われた。特に「安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための意見書の提出」に対する討論が盛んであった。山下議員や中村議員は、医療及び介護体制の強化が求められると強調した。他方、これらの議案の可決によって、区民の負担増加や機会損失が懸念されていることに留意すべきである。

議会の終わりには、山本区長からの総括があり、令和3年度の目標や今後の展望について述べられた。コロナ禍の中での施策運営や経済活動の再開も明言され、引き続き感染対策を施しながら進める必要があるとの考えを示した。

このように、墨田区議会は多岐にわたる議題を扱い、今後も継続的な議論を通じて区政を進めて行くことが求められている。

議会開催日
議会名令和3年度墨田区議会定例会(11月)
議事録
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