令和5年9月11日、墨田区議会が定例会を開催し、重要な議題について議論が行われた。
今後のまちづくりに関する重要な課題として、耐震基準や商店街の活性化、東武曳舟駅周辺の再開発が取り上げられた。自由民主党・無所属のあべよしたけ議員は、特に耐震基準に関する木造住宅の耐震化を優先する必要があると強調した。区長の山本亨氏は、耐震改修促進計画に沿って、令和7年度までに97%の耐震化率を目指す方針を示した。
商店街の維持継続についてもあべ氏は言及し、区内の商店街数が減少している現状を指摘。区長は商店街の支援策について答え、加盟促進などの施策を検討していると述べた。
さらに、押上駅周辺や東武曳舟駅駅前再開発についての進捗状況も話題となった。あべ氏は地域住民の期待を反映させるための取り組みを求め、区長は地域の声を丁寧に聞く姿勢を強調した。
また、特定小型原動機付自転車の利活用についても議論が交わされ、利用者に対する交通手段として新たな動きが期待される。区長はシェアリングの促進に向けた取り組みを進める考えを示した。
さらに、生活困窮者対策や教育費負担の軽減、特に学校給食費の無償化が重要課題として浮かび上がった。区長は学校給食費の徴収免除を行う考えを示し、保護者負担の軽減に向けた公会計化の検討を進める意向を表明した。今後の対策が期待される。
最後に、関東大震災の教訓を踏まえた防災対策や、朝鮮人虐殺の歴史の継承についても言及され、区長が追悼文を送付しない理由を説明した。今後、防災の強化や歴史の継承に向けた具体的な取り組みが求められる。