令和4年3月30日、墨田区議会の定例会議が開催され、多くの議案が審議された。
議題の中には、墨田区の附属機関の設置や公益的法人への職員派遣に関する条例の改正案が含まれ、各議員から様々な意見が寄せられました。
特に注目されたのは、墨田区亀沢保育園の指定管理者の指定に関する議案である。日本共産党墨田区議団を代表して発言したのは、としま 剛議員である。彼は、予算案が高い国民健康保険料を引き下げることなく、重度障害者や子育て支援策が浸透していない現状を指摘した。「新型コロナウイルスの影響で苦しい生活を強いられ、さらなる打撃を浴びることに強い懸念を表明した。」と述べた。
一方、地域連合すみだの絆を代表する田中哲議員は、令和4年度墨田区一般会計予算に賛成の立場を表明した。「高齢者のデジタルデバイド対策を進める施策が評価でき、地域力を引き出す施策として支持する」と強調した。
また、議題の一部となった歩きスマホに関する条例については、福田はるみ議員が詳細な説明を行い、「歩きスマホによる事故を防ぐための啓発強化が目的であり、罰則は設けない」と述べた。田中哲議員は、この動きに対し、条例が実行可能であるか疑問を示しつつ、区民の意見をしっかり聞くことの重要性を繰り返し訴えた。
議長は、全ての意見に耳を傾けた後、議案に対する採決を行った結果、各案は委員会の審査報告に基づいて賛成多数で可決された。特に、歩きスマホによる事故防止のための条例は、区民の安全を守るための重要な一歩として、今後の実行に期待される。