令和4年度墨田区議会5月臨時会が開催された。
5月25日、墨田区議会議事堂で行われた臨時会では、2つの主要な議案が審議された。
議題の一つとして、墨田区基本計画調査特別委員会からの調査報告が提出された。
委員長の加藤拓氏は、昨年度からの活動内容を説明。特に、SDGsや自治体のデジタル化を考慮に入れた基本計画の改定が強調された。
この計画は、ポストコロナ時代に合わせた持続可能なまちづくりを目指すものであり、区民や事業者との協力が大切であると話された。
続いて、令和4年度一般会計補正予算についてが議題に上がった。
副区長の高野祐次氏は、補正額が15億2,337万円に達することを報告。
この補正予算は、コロナ禍による物価高騰への対応や、生活困窮者に対する支援を目的とするもので、特に低所得の子育て世帯への給付金支給が主要施策に挙げられた。
また、公衆衛生の分野では、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種に必要な事業費が計上されている。
会議の最初に、佐藤篤議員は、木内議長に対して議長信任について疑問を呈したことが注目された。
信任しないという姿勢が自民党内外の合意であることを伝え、退席を求めた。
議長はその後、議事を進め、追加議題の審査も行われた。すべての議案は審議の結果、異議なく承認された。
区長の山本亨氏は、臨時会の意義を強調し、区民への迅速な支援を約束した。