令和4年9月30日、墨田区議会において重要な議題が討議された。
会議では、木内清議長に対する辞職勧告決議が提出され、激しい議論が交わされた。この辞職勧告は、自民党や公明党など7会派からの賛同を得ている。
提案者を代表した佐藤篤議員は、木内議長が議会の混乱を招いたと指摘した。議長が会議に出席せず、責務を果たしていないと強調し、議会の正常化を求めた。これに対して、反対意見も出され、議会の信任を得られていない現状や、任期設定に対する改革意見が述べられた。
議会運営の混乱を受け、採決の結果、木内議長に対する辞職勧告決議は可決した。これにより議長の立場は厳しく問われ、議会改革が進むかどうか注目される。
その後、議題として挙がった墨田区の行政手続における番号利用条例の改正案も審議された。施行内容は、障害者の医療費助成の申請を容易にするものであり、利便性や効率化を図る旨が説明された。しかし、個人情報保護やプライバシーに関連する反対意見も相次いだ。さらに、別の関係者からもマイナンバー制度に対する慎重な姿勢が示された。
議会終了後、区長の山本亨氏は、議会運営に対する感謝を表明し、さらなる区政の発展を訴えた。今回の動きは、今後の自治体改革に向けた起点となることが期待され、議会の役割が改めて問われることになりそうだ。