令和2年2月5日、墨田区議会で令和元年度定例会2月議会が開会され、議案が提案された。注目されるのは、予算案や条例改正の議案である。区議会を代表して、田中邦友議長が開会のあいさつを行った。
この議会では、議案第70号から89号の合計19件が上程されており、特に注目されるのは令和2年度の配分予算案である。総額は約1808億4千万円で、前年度比3.5パーセント増となっている。これにより、児童福祉や高齢者福祉の充実が図られることが期待されている。
区長の山本亨氏は、この予算の目的について説明し、特に「夢実現プロジェクト」に関連する各種施策が今後すすめられる意義について強調した。新しい大学や文化施設の整備など、地域の教育・文化面での発展が目指されている。
また、財政状況についても言及され、特別区民税や交付金の増加が報告された。しかし、歳出面では高齢化による扶助費の増加が続くとも述べられ、財政基盤の安定が求められている。引き続き、区民生活向上を目指した取り組みが必要だと指摘された。
地域振興や安全・安心のまちづくりにも言及され、災害に強い安全な環境の整備、そして地域の活性化に向けた施策も重要視される。特に東京2020オリンピックに向けた準備の進捗が着目されている。
会議は議案調査のための準備期間として、明6日から16日までの11日間の休会を決定した。次回の会議は17日午後1時から行われる予定だ。今後の執行部の動きに注目が集まっている。