墨田区議会は、令和2年5月27日に定例会を開催した。
この定例会では、区議会委員会条例の改正や常任委員会委員の選任が行われた。議案がいくつか出され、特に行財政改革等特別委員会の廃止が話題に上った。これについて、しもむら 緑議員は「本委員会の目的は一定程度達成された」と強調し、常任委員会での調査を引き続き進める方向性を示した。さらに、町会・自治会振興特別委員会やひきこもり対策特別委員会の設置についても動議が提出された。これには多くの議員から賛同の声が上がり、設置が決定された。
また、定例会の中で、災害対策特別委員会の委員辞任についても示された。高野祐次副区長は、この辞任について「議員の一身上の都合である」と説明した。これにより、新たな委員の選任も行われることとなった。
議会の運営に関する重要な議題には議長と副議長の辞職許可や、その後任選挙が含まれた。田中 邦友議長は、議長辞職に際し感謝の意を表明し、新たに樋口 敏郎議員が議長として選任され、佐藤 篤議員が副議長に就任することが決定された。樋口議長は、新型コロナウイルスの影響下における対応の重要性を訴え、議会改革を進める意向を示した。
さらに、監査委員選任についても議論が行われ、議案第2号が全員一致で同意された。この度の選任に関して、山本 亨区長は「おおこし勝広議員が適任」と述べた。
定例会の最後には、引き続き新型コロナウイルス対策を推進し、課題解決に全力を尽くすことを宣言して閉会した。この定例会は墨田区議会において重要な決定がなされ、今後の議会運営においても指針となる内容が多く含まれていた。