令和元年度墨田区議会定例会が9月12日に開催され、様々な議題が取り上げられた。
特に「THE GREEN MARKET SUMIDA」については、堀よしあき議員が課題を提起し、区民の出店割合や費用対効果について質問した。
その中で、山本亨区長は、年間の売上げが約7200万円であったとしつつも、区内事業者の出店数は予想を下回り、地域経済に与える影響は課題があるとの認識を示した。
また、吾妻橋観光案内所の利用者数が減少している問題も取り上げられ、区が進める水辺の賑わい創出と観光案内機能の連携強化が求められた。教育長は、周知方法の見直しや案内機能の強化が必要であると強調した。
加えて、コミュニティサイクルの導入に向けた動きも報告され、これまで課題があった財政負担を民間事業者に全て任せる形で進める方針が明かされた。
中村あきひろ議員は、大規模水害に関する広域避難対策についても触れ、特に自らの命を守る自主避難の呼びかけや、危機意識の高揚を促すための具体的な施策が求められた。これに対して区長は、避難行動の重要性を伝えるため、SNSなどを通じた情報発信を強化する考えを述べた。
最後に、災害時の要配慮者への支援についても議論され、行政側の取り組み強化が求められた。特に高齢者への具体的な避難支援策の確立が急務であるとされ、区長は関係部署との連携を重視する方針を改めて示した。