令和3年3月31日に行われた墨田区議会定例会議では、重要な議案が審議された。
本会議では、特に墨田区特別区税条例の一部改正に関する議案第92号が注目を集めた。副区長の高野祐次氏は、本案について環境性能割の税率を1%軽減する特例措置の適用期限を延長する内容であると説明した。適用期限は当初の2021年3月31日から年末の12月31日までに延長される。
また、議案は4月1日から施行される予定で、多くの議員からこの改正に関する賛成意見が寄せられた。質疑には発言が無かったため、年度内の決定に向けて審議が進む運びとなった。議長の樋口敏郎氏は、議案を常任委員会に付託することを決定した。
続いて行われた日程の第2では、委員会における閉会中の継続調査申出についても議論された。各々の委員会から関連する申出があり、異議なく承認された。この件は、区政における透明性や説明責任を重視したもので、今後の調査結果に期待が寄せられている。
この会議をもって、令和2年度定例議会が終了しました。区長の山本亨氏は閉会の挨拶において、議員が真剣に審議に臨んだ姿勢に感謝の意を表明し、さらなる区政の発展への期待を述べた。2021年度の予算案は「ポストコロナを見据えた、持続可能な墨田の実現」を目指すものとされ、具体的な施策も示された。
山本区長は、新型コロナウイルス対策の進展についても触れ、様々な施策の効果を複数の観点から評価しつつ、引き続き区民の安全を確保するために全力で取り組む意向を示した。特にワクチン接種の体制確保について、予算が計上されていることも報告された。今後の対応への期待が高まる中、議会は散会し、次回の会合へと移る準備が整った。