令和3年度の墨田区議会において、重要な補正予算案が審議された。
12月23日に開かれた緊急議会では、令和3年度墨田区一般会計補正予算に関する議案第61号が提案された。
この補正予算では、総額1,390億6,124万1,000円が計上され、特に70億7,000万円の増額が盛り込まれた。
副区長の高野祐次氏は、議案の説明において「この補正は、非課税世帯等への臨時特別給付金の支給を目的としています」と強調した。
新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、住民税非課税世帯と子育て世帯への支援が急務であることを明言している。
社会福祉費には55億円、児童福祉費には15億7,000万円が計上されており、これらはすべて国庫支出金で賄われる見込みである。
高野氏は、経費の一部を翌年度に繰り越せることについても言及し、臨時特別給付金が早期に支給できるように取り組む意向を示した。
議案に対する質疑は行われず、委員会審査報告が提出され、本日の日程に追加された。
議長の木内清氏は、委員会からの報告に基づき採決を行った。
結果、議案は異議なく可決された。
山本亨区長は、会議の閉会に際し、「皆様の迅速なご審議に感謝します。私たちも区民の命と健康を守るため、全力を尽くしていく所存です」と挨拶した。
新型コロナウイルス感染症況も踏まえ、国と連携しつつ地域の安全と経済活性化に努める必要性が再確認された。
そのため、今後も柔軟な対応が求められる状況にある。