令和2年9月10日に開催された墨田区議会定例会では、様々な重要な議題が話し合われました。
特に、自転車駐車場の問題について大瀬康介議員からの提案が注目を集めました。同議員は本所吾妻橋駅周辺の歩道利用に関し、現存する自転車駐車場の改善策を模索する必要性について触れ、その代替として旧ハローワークの跡地への駐輪場設置を提案しました。この提案に対して、山本区長は今後の活用可能性について検討していく必要があると回答しました。
続いて感染防止徹底宣言ステッカーの掲示状況についても議論が交わされました。田中哲議員は、現状で掲示されている店舗数が約5000件であり、発行数に目標が無いことに言及。区長は、区立小学校や幼稚園においては適切に掲示が実施されているとしつつ、さらなる啓発活動が求められると述べました。
また、区の支援施策に関連し、新型コロナウイルスの影響を受けた区内中小企業への対応策についても話が及び、区長はこれまでの取り組みを強調しつつ、必要に応じて新たな支援策を模索するとしました。
さらに、高規格堤防の必要性が強調され、藤崎こうき議員が河川管理者としての国との連携の重要性を指摘しました。区では、都市計画マスタープランにおいてこの点を反映し、防災対策の推進に取り組む姿勢を示しました。これに対して、区長は今後の国や都に対する働きかけについて具体的に進めていくことを約束しました。
その他にも、青少年のデジタル教育に関する議案や、多文化共生に向けた国際交流活動の重要性に関する意見も出され、区としての今後の取り組みが注目されています。このような多様な議題を通じて、墨田区の住民生活や地域活動の活性化が図られることが期待されています。