令和2年第4回定例会での新宿区議会では、地域振興と福祉に関する重要な議題が取り扱われ、特に新宿区の文化観光施策やSDGsの推進が強調された。
議会では、のづケン議員が新宿区の文化観光施策について詳しく問い、区の取り組みを確認した。新宿区では、区内の桜の名所をドローンで撮影した映像を発信。区がライブハウス等の文化芸術施設の動画作成を支援する事業も進行中で、「Re:Shinjuku」というサイトで様々なジャンルの映像を配信すると述べた。
また、新宿区ではSDGsの普及にも力を入れている。区長の吉住健一氏は、新宿区が「健康寿命の延伸」「教育の充実」「まちづくり」といった多岐にわたる目標に向かって進んでいることを強調。
さらに、人口減少時代を見越した区有施設の統廃合についても言及され、区民との合意形成の重要性が説かれた。特に現存の施設を利用する区民の意見を聴く必要があり、理解と協力を得る施策が求められている。
第3波の新型コロナウイルスにより、生活が換わり続けており、区が様々な事業に対し、柔軟に対応することが必要と認識されている。ワクチン接種等を含む第3波対応の強化が今後求められ、感染症拡大防止対策を施しても、コロナ禍が長引くことが見込まれる中、急務の課題となる。
また、飼い主のいない猫対策や養育費保証制度の導入も議題の中に挙げられ、地域と区民が連携しさらなる施策を展開することが期待されている。特にボランティアの方々による猫の保護活動や、子育て支援の観点からも、コミュニティの力を強化することが求められている。
これに加え、議会では新型コロナウイルスから子どもたちを守るための施策、バリアフリー化の進展にも焦点が当てられ、特に高田馬場駅周辺ではバリアフリー化の重要性が確認された。
新宿区では、こうした多方面での連携を強化し、今後ますます激しくなる課題に対して、柔軟かつ積極的に対応していく姿勢が示されたと理解される。