令和元年6月12日、新宿区の第2回定例会が開催された。区長である吉住健一氏は、区民からの信頼を重視した区政の実現に向けた重要なテーマについて言及した。特に、高齢者支援や子どもたちの安心安全に対する取り組みの強化が強調され、様々な施策が提案されている。
中でも、区民が安心して生活できる地域社会の実現に向けた施策が議論され、特に交通安全対策の必要性が訴えられた。サポート体制として、保育園や学校の周辺における安全対策が強調され、必要な設備の整備について言及された。特に、交通事故の防止を目指し、警察や交通管理者と連携した具体的な施策が求められている。
また、安定した生活を支えるための国民健康保険の問題についても話が及んだ。新宿区の国保料が高額であることが懸念され、特に生活保護世帯において支援が不十分であるとの声が上がった。区長は、国に対してのさらなる支援の要望を表明した。
さらに、教育施策についても質問がなされ、幼児教育の無償化についての具体的施策が示された。新宿区では、幼児教育施設の整備が進められ、待機児童の解消などが課題として掲げられている。区としては、より多くの家庭が安全に保育を受けられるように、施設の拡充や質の向上に取り組む方針である。
ここでの議論では、様々な問題に対する具体案が検討され、行政と区民との協働による新たな地域社会の構築が求められていることが確認された。区政の進捗に対する透明性や区民の声を反映させる重要性が改めて強調された。
今後の新宿区における施策では、引き続き、地域とのつながりを大切にした取り組みが期待される。また、高齢者や子どもたちが安全に暮らせる環境づくりに向けた具体的な方策が進められることが、区民にとって必要であると言える。