令和4年11月30日、新宿区議会で代表質問が行われた。吉住健一区長が再選し、改めて区民との対話を重視する姿勢が印象的だった。
新宿区の投票率の低下について、えのき秀隆議員は区民の関心を高める必要性を強調した。特に、最近の区長選挙の投票率は28.05%と低迷していることを指摘し、参加を促す施策の重要性を訴えた。
また、物価高騰については、区の具体的な取り組みが問われた。吉住区長は、物価高対策として食材費の補助や生活応援を挙げ、区民の負担軽減に努める考えを示した。特に、生活支援の一環として地域商業活性化推進事業を強化する意向を表明した。
新型コロナウイルスへの対応についても言及がなされた。区長は今後の医療体制を強化し、感染拡大に備える必要があると述べた。また、特別支援教育を含む不登校対策におけるICT活用についても具体的な計画を示し、教育の質向上に取り組む姿勢を示した。
さらに、町会・自治会への加入促進政策についても、区民のコミュニティ形成に向けた具体的な条例制定の検討が進められていることが伝えられ、地域活動の活性化に期待が寄せられている。区民を主体とした地域課題の解決が急務とされている中、区の役割が一層重要になっている。