令和元年第3回新宿区議会定例会が開催された。
2時間を超える議論が展開され、香港の自由と民主主義に関する陳情や固定資産税に関する請願が話題となった。特に、固定資産税及び都市計画税の軽減措置に関する請願は、議会内でも多数の賛同を得られた。
固定資産税及び都市計画税の軽減措置について、議長の吉住はるお氏は「この措置は、区民の負担軽減に寄与するもので、是非とも継続していく必要がある」と述べた。採決では、すべての請願案が採択された。
また、認定第1号から第4号までの財政決算に関して、鈴木ひろみ議員が報告を行った。彼は「実質単年度収支が黒字であり、財政は堅調である」と強調した。一方、反対意見として、高月まな議員は「個人情報の取り扱いに関する問題が解決されていない」と述べ、徹底した対策を求めた。
その後、平成30年度の各決算の審査が進行し、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療特別会計の歳入歳出決算が認定された。これに対し、会派を超えた多くの議員から反対意見が挙げられ、特に予算の執行率や不用額について疑問の声があがった。
最後に、オリンピックに関連する事業についても意見が交わされ、区民の税金をどのように活用すべきかが焦点となった。これに関連して、よだかれん議員は多額の税金投入について疑問を投げかけ、「無駄遣いを許してはいけない」と警鐘を鳴らした。議会はその後、提案されていた各議案を全て可決し、区政の透明性向上に向けた措置を講じることを決定した。