令和元年第4回新宿区定例会が開催され、複数の重要議案が可決された。
この会議では、まず新宿区職員の旅費に関する条例の改正について議論が行われ、議員たちはこの改正の必要性を確認した。例えば、木もとひろゆき議員は「改正は時代の流れに合ったもの」と述べ、支持の意を示した。
続いて、新宿区立四谷スポーツスクエアに関する条例が提案された。伊藤陽平議員は少数意見を述べ、「スポーツ施設の必要性は理解するが、納税者負担が発生することに懸念を示す」と訴えた。公の施設としての運営に対する慎重な姿勢が目立った。
また、第78号議案の高齢者在宅サービスセンターの条例改正も行われた。これは福祉向上の観点から重要な施策とされ、各議員から支持意見が相次いだ。
その後、リサイクル及び一般廃棄物の処理に関する条例及びワンルームマンションの建築管理についても議論し、いずれも可決した。特に、リサイクル条例については、環境意識の向上に不可欠であるとの声が多く寄せられた。
さらに、議員報酬や職員給与に関する条例改正についても議論があり、特に議員報酬の改定については、委員会の審査報告を受けて可決された。吉住健一区長は「適切な報酬により、区民へのサービス向上を目指す」と意気込みを語った。
最後に、追加日程として公の施設の指定管理者の指定についても議論され、すべての議案が原案通り可決された。
今定例会では、地域特性を考慮した多くの議案が承認され、新宿区の施策が進展することが期待される。