令和元年第3回新宿区議会定例会が開会し、代表質問が行われた。区長の吉住健一氏が各議員からの質問に答え、特に台風や豪雨による影響、教育及び福祉政策についての重要性が強調された。特に新宿区内では、子育て支援や災害対策が最優先の課題として挙げられている。さらに、イノベーションによる区民サービス向上についての質問もあり、吉住区長は「施設からサービスへの発想への転換が重要である」と述べた。加えて、発達障害児への早期支援や、子どもの権利の啓発について意見が交わされ、今後の政策に反映させる意向が示された。
不登校問題や、羽田新飛行ルートに関する現行政策についても議論された。この中で、いじめに関しては、教育委員会の酒井敏男教育長が早期発見と迅速な対応の重要性を訴えた。ウエブを活用した自動案内やインターネットゲートキーパーの導入も評価された。これに対し、内装が複雑な建物での訓練の高さや、課題に即したフリースクールとの連携強化も課題として捉えられている。
さらに、新宿区の予算案では財源確保の必要性が指摘され、特に特別区民税の適正化を図りつつ、消費税の影響を緩和する方策が求められた。子ども医療費や一般会計への一般財源の配置についても議論され、特に多子世帯への施策の重要性が再確認された。今後の会議においても、これらの課題に対する検討が続けられることになる。