令和3年第4回新宿区定例会は、12月9日に開催された。
会議では、複数の陳情が審議され、特にデフリンピック東京開催を求める意見書の提出についてが注目を集めた。この意見書に関する陳情は、議長の桑原ようへい氏が進行を務めており、各委員会からの報告を受けながら議論が進められた。
吉住健一区長は、デフリンピックに向けての新宿区の取組について説明し、支援の姿勢を強調した。また、議事の中で、先に検討された荒木町の建築物に関する陳情も言及され、環境建設委員会からの審査報告は、不採択となった。
新宿区では、令和3年度一般会計補正予算(第12号)の提案も行われ、歳入歳出の補正額が約7億8000万円に上ることが報告された。特に、議員報酬の減額や福祉施策への影響についての議論が行われ、参加議員からは意見が相次いだ。議員のよだかれん氏は、職員の給与に関する改正条例について批判的な意見を表明し、公務員の待遇改善を訴えた。
最終的に、全ての議案は委員会審査報告の通り可決された。この結果を受けて、区長は今後の施策に向けて改めて住民への説明責任を果たす旨を表明した。今定例会の審議は、令和3年第4回新宿区議会定例会を一区切りとし、次回に向けた準備を進めることとなった。