令和5年12月8日、新宿区議会は第4回定例会を行い、多数の重要議案が審議された。
特に議論が注目されたのは、ひきこもり対策向上についてである。鈴木ひろみ議員は、コロナ禍による経済的影響でひきこもり状態にある人々が増加していることを指摘した。
「ひきこもりは病気でも怖いものでもない。誰でも起こりうる問題です」と強調した。議会はこの問題への対応にはより一層の強化が必要であるとの認識を共有した。
また、議会は新宿区国民健康保険条例の一部改正についても重要な検討を行った。吉住健一区長は「この改正により、国民健康保険の運営がより効率化される」と述べた。新宿区民にとって、医療のアクセス向上が期待される。
さらに、議長であるひやま真一氏は、職員給与や議員報酬に関する改正も提案した。この改正には区民の負担軽減も含まれており、区民一人ひとりへの配慮が求められる。
「現状の景気が不安定な中で、賃上げは控えるべきだ」と反対意見も上がったが、多数決で可決された。働き方改革を進める上で、公共の職務を引き受ける者たちへも適切な報酬を支奨する必要があるとの声も挙がっている。
このように、各議案の可決後、関係者は「今後も様々な層への働きかけを強化していく必要がある」と総括した。次回の議会では、今回挙がった問題への具体的な対応策が求められると考えられる。
新宿区の未来のために引き続き、地域課題の解消に向けた活発な議論と実行が期待されている。