令和3年9月13日に渋谷区役所で幹事長会が開かれた。議長の斎藤竜一氏が会議を進行し、令和4年度議会費予算に関する議論が展開された。
協議事項としてまず、二酸化炭素測定器の在庫状況についての確認が行われた。前崎敏彦区議会事務局次長が、「二酸化炭素測定器には予備がない」と報告したことを受け、各会派から意見が出された。 丸山高司自民党幹事長は、在庫がないので購入の必要がないと述べた。
一方、岡田麻理シブヤ笑顔幹事長は、来年度予算で早期に設置する必要があると提案した。久永薫公明党幹事長も、導入に向けた検討を呼びかけ、一括して予算要望に組み込む提案がされる中、共産党の田中正也幹事長は、設置が必要だと強調した。
治田学立憲民主党幹事長は、議会の状況による濃度の変動にも注意が必要だと指摘したが、大半が購入を否定的に捉えたため、要望は成立しなかった。 結局、鈴木建邦議員が「換気が最優先」との見解を伝えた後、議長の斎藤氏が「貴重な意見」と称賛した。
次に、手話通訳の導入について議論された。治田幹事長は、経費削減を意識しつつ賛同を示すと述べた。堀切稔仁れいわ渋谷幹事長は、手話通訳を傍聴席にも設置する案を提起し、議長から了承を得た。
永年在職議員の表彰記念品に関する発言もあり、田中幹事長が税金の使い道として廃止を強く主張した。議論の後、各項目に対して予算要望を加える形で合意された。
最後に、次回の幹事長会は9月14日火曜日に予定されている。会議は午前11時34分に散会した。