令和6年4月17日に開催された幹事長会では、主に幹部職員の異動やペルー共和国への議員派遣について議論が行われた。
最初に報告事項の「幹部職員の異動等について」が取り上げられ、早川淳区議会事務局長が異動名簿を報告した。彼は「4月15日付で幹部職員の異動が発令され、区議会事務局長は次長の事務取扱」と述べ、異動に関して特に質疑は行われなかった。
続いて協議事項で「ペルー共和国リマ市ミラフローレス区への議員派遣について」が議論された。丸山高司議長は「自由民主党さんからの提案に基づき、各会派の意向を聞く」とし、一柳直宏自民党幹事長は派遣に賛成の意向を示した。
立憲・国民の小田浩美幹事長は、「調査・研究等の海外視察を否定するものではないが、議員派遣は辞退する」と具体的に述べた。公明党の久永薫幹事長も賛成の立場を取る一方、共産党の田中正也幹事長は「高額な委託費用に対する区民の理解が得られない」として辞退を表明した。
維新の星野愛幹事長や無所属の一部議員も辞退の方向性を示し、最終的に自民、笑顔、公明の3会派のみが派遣に参加すると確認された。残りの枠については再度協議が必要とされ、各会派の意向を確認することとなった。
また、次回の幹事長会については後日通知されることが決定した。丸山議長は、議会が市民の信頼を得るために透明性を大切にする意向を示し、会議は28分で終了した。今後の協議が重要な課題として認識されている。