令和元年7月30日、渋谷区役所で幹事長会が開かれた。議題には議会運営の諸問題や議長交際費に関する協議が含まれていた。
最初に、議会運営に関する提案が須田 賢議員から提示された。須田議員は「旧姓使用に関する議員の氏名表記について、通称使用を認めるべきだ」と述べた。この提案に対し、鈴木 建邦議員は「平仮名での使用を想定しているのか」と確認した。
さらに、須田議員は「子ども連れの出席を可能にする提案」を行い、家庭や育児を両立しやすくすべきとの考えを示した。この意見に対し、他の議員からは特に異論はなかった。
次に、議長交際費の支出先の公開についての議論が行われた。五十嵐 千代子議員が「議長交際費の50%削減を検討すべき」と主張したが、自民党の丸山 高司議長は「協議しなくて良い」と反発した。議長専用車の廃止に関しても、協議対象外との見解が多かった。
会議の終盤、斉藤 則行区議会事務局長から「新庁舎漏水対策工事」の実施についての報告があった。漏水原因は外壁のシールの剥離で、新たな工事費が3456万円に見積もられ、583万2000円の縮減が見込まれていると説明した。質疑応答では、具体的な箇所数や進捗状況についての質問が寄せられた。
最後に、次回の幹事長会の日程として、8月5日の開催が決定された。議題の多くが協議対象として承認されたものの、議長交際費の公開や専用車廃止については合意を得ることができず、さらなる議論が求められることとなった。