令和2年11月26日、渋谷区議会の定例会が開催され、様々な議題が討議された。
特に注目されたのは、新型コロナウイルス感染症対策である。
近藤順子議員は、町会活動の変化に触れながら、柔軟な発想で地域社会が変わる重要性を強調した。
彼女は、終了した行事の変わりにSNS等を活用したハイブリッド形式のイベントは、多くの地域参加を生んだと述べ、今後の町会活動への助成金の周知やICT機器の支援が不可欠であるとの見解を示した。
次に、環境問題についても言及された。
同議員は、廃プラスチックの資源化に向けた取り組みの必要性を訴え、特に区民の理解を深めることの重要性が強調された。
長谷部健区長は、区の環境基本計画に基づいて、今年度の廃プラスチック収集実施に向けた検討を行い、来年度からの実施計画を策定する方針を示した。材料収集の啓発についても、町会との連携が鍵であることが述べられた。
防災に関しては、避難所運営における整備状況が説明された。
近藤議員は、災害時における要配慮者への対応も含め、避難場所の確保と避難所設置委員会の発足が重要であるとの見解を示した。
長谷部区長は、避難所運営基本マニュアルを基に、地域の自主防災組織との連携強化を目指す方針を宣明した。
教育については、少人数学級の導入が話題となった。
議論では、子どもたちの心のケアを重視し、少人数学級化の推進が求められていることが強調された。
教育長の豊岡弘敏氏は、国の動向を注視し、今後の方策について検討を続けていく姿勢を示した。
福祉における支援策も必須であり、特にコロナ禍で影響を受けたひとり親家庭に対する支援が話題に上がった。近藤議員は、区としての金銭的補助を追求する提案を行い、議会の理解と支援が期待されている。