令和元年6月17日、幹事長会が渋谷区役所にて開催された。
議題では、日本共産党提出の意見書について議論が行われた。自由民主党の丸山高司幹事長は「提案会派の意見に関して、乗り得ない」とし、国民の理解の促進が先決であると述べた。シブヤ笑顔の田中匠身幹事長は、同意しつつも法改正の要否については再考が必要だと指摘した。
公明党の沢島英隆幹事長も「唐突感がある」とし、慎重な議論を求めた。一方で、立憲民主党の治田学幹事長は「法改正の法案提出を共に行っており、この案には賛成できる」と明言した。
共産党の五十嵐千代子幹事長は、複数の会派が法改正提案に乗る可能性に言及し、意見のすり合わせに期待を寄せるも、「残念ながら、文言修正をしても乗り得ない」との意見が多かったと報告した。これは、司法の判断を見てからとする声が影響したためだ。最終的に、この意見書については取り下げる決定となった。
次の議題、議会運営に関する諸問題については、各会派から問題があれば書面で提出を求められた。提出期限は6月27日を設定し、後日協議を行うとのことだった。また、幹事長会の次回開催予定日は7月1日に決定され、午後2時30分からとなる。
その他の議題として、区議会事務局長の斉藤則行氏がICT導入について言及した。タブレット端末の配布は10月の見込みで、8月には関連セミナーを開催することを報告した。議員たちには参加申込を期日までに求められた。
公会堂の視察についても日程が提案され、具体的な日程調整が行われた。会議は午後1時47分に散会した。