令和元年9月25日に開催された幹事長会では、議員控室見直しについての最終案が議論された。
議会運営委員会終了後の招集で、議長は下嶋倫朗氏、副議長は岡田麻理氏がそれぞれ出席した。議案の中で、議員控室のレイアウト変更工事についての報告が行われ、区議会事務局長の斉藤則行氏が詳細を説明した。
具体的には、立憲民主党の治田学幹事長から、2部屋を現状維持とし、そのほかの会派で工事内容を絞る要望があったと報告された。これに基づき、議員控室の面積の拡張や扉の移設が検討され、工事経費は約1,500万円となる見込みであるとのこと。下嶋議長は意見を求めたが、鈴木建邦議員は、この提案が事前に議員に知らされていなかったことを指摘した。
治田幹事長が感謝の意を述べた一方で、鈴木議員は無所属の議員を含めた協議が不十分だったと強調した。丸山高司幹事長も、各会派間での認識の齟齬が問題であると発言した。
次に、特別区議会議長会に関する要望活動についても報告された。斉藤局長は、令和2年度の国や東京都に対する要望活動が行われ、11項目の要望が提出されたと述べた。この活動の評価として、丸山幹事長は、それによる結末の重要性を指摘した。
また、その他の項目として、新島の義援金についても議論された。議長が迅速に義援金を募ったことを評価する意見が上がったが、一部議員からは決定プロセスへの疑問も呈された。さらには、議会のICT化試行に向けてスケジュールが設定されたことも報告された。
最後に、次回の幹事長会の日程が確認され、10月7日に予定されているとのこと。全体として、建設的な意見交換や課題についての認識が共有された会議だったと言える。