令和5年6月16日、渋谷区役所で幹事長会が開かれた。会議では、会派提出の意見書についての協議や議会運営の問題の検討が行われ、幹事長たちの積極的な意見交換があった。
まず、報告事項として幹部職員の異動についての説明が行われた。区議会事務局長の伴秀樹氏が報告を行い、スポーツ部長が転出し、スポーツ部参事が後任に就くことが報告された。この移動に関して、特に質問は出なかったため、スムーズに承認された。
次に、会派提出の意見書について協議が始まった。最初の意見書は、シブヤ笑顔の伊藤毅志幹事長が提案したインボイス制度に関するもので、多くの会派が賛同を示した。自民党の一柳直宏幹事長、立憲・国民の小田浩美幹事長、公明の久永薫幹事長、共産の田中正也幹事長もそれぞれの修正を入れつつ賛同した。
維新の星野愛幹事長は、インボイス制度について消費税を公平に納めるべきとしながらも、慎重な検討を求めた結果、文言を修正することで合意した。サポートが得られたことを受けて、意見書は可決される運びとなった。
さらに、矢野桂太議員が提出したLGBT理解増進法案に対する意見書も話題に上った。この件に関しては、主要な会派からみな反対の意見が出されたため、矢野議員は提案を取り下げることを決定した。
最後に、議会運営の諸問題についての提案があり、次回の幹事長会についても日程は後日通知する旨が確認された。会議は午後1時44分に散会し、出席議員によって記録が署名された。