令和2年10月6日、渋谷区役所にて幹事長会が開かれ、重要な議題が取り上げられた。
最初の議題は、渋谷区参与の設置についてである。伴秀樹区議会事務局長が、鈴木寛氏が新たに参与に選任されたことを報告した。鈴木氏は東京大学および慶応大学で教授を務めており、スタートアップ創業支援や教育に関連する施策について助言を行うという。さらに、実際の活動内容に関して詳細は未定であるが、必要に応じて行政から意見聴取を行う形になると聞いている。
その後、須田賢氏から参与の報酬についての質問があり、伴局長が条例に基づくと述べた。治田学氏はこの新設されたポストの重要性を指摘し、その経緯についても関心を示したが、局長から具体的な説明は得られなかった。
次に、会派提出の意見書に関する協議が行われ、共産党から「消費税の負担軽減を求める意見書(案)」が提出された。丸山高司氏、自民党は「乗り得ない」との姿勢を示し、シブヤ笑顔の田中匠身氏も同様の意見を表明した。
公明党の沢島英隆氏、立憲民主党の治田学氏も意見書への賛同はしなかった。ただし、共産党の意見書には須田賢氏とれいわ渋谷の堀切稔仁氏が賛同したが、他多数が反対したため、意見書は取り下げられることに決定した。
その他の事項としては、前回の幹事長会の際に触れられたペーパーレス化に関するアンケートが配布され、10月8日までの回答が求められた。さらに、次回の幹事長会については別途通知される予定であることが報告された。
この幹事長会は1時30分に開会し、39分に散会。出席した議員たちは、次回に向けて必要な意見や提案がある場合は、今後も共有していく考えを示している。