令和3年4月26日、渋谷区役所にて幹事長会が開催され、議会人事や議会運営の諸問題について協議された。
議長の下嶋倫朗氏は開会挨拶の中で、本日の議題に欠席者がいないことを確認した後、議会人事についての協議に入った。本議題については、参加者から提出された意見を持ち帰って次回の会議時に持ち寄ることが決定された。
続いて議会運営の諸問題に進む中、特に「クールビズ」の導入に関する検討が行われた。自由民主党の丸山高司幹事長は、「クールビズは時代の流れだが、議会人としての矜持を持つべきだ」と明言し、従来通りの正装を支持する意向を示した。
一方、シブヤ笑顔の田中匠身幹事長や公明党の沢島英隆幹事長は、あえて従来の服装規定を継承すべきだと応じ、議場内の品位を維持する重要性に言及した。これに対し、共産党の五十嵐千代子幹事長は、温暖化対策を理由に、クールビズの導入を推奨する意向を表明し、議論は平行線を辿った。
その後、介助者や介助犬の使用に関する提案も議題に上がった。立憲民主党の治田学幹事長は障害者差別解消法の観点から、ルールを明文化すべきだと主張したが、最終的には一致せずに結論を保留するに至った。
最後に次回の幹事長会議の日程が確認され、今後の協議の行方に注目が集まる。この幹事長会は下嶋議長が議事録署名議員として名前を挙げた議員らが記録をまとめ、その後の議事進行を行った。今後の議会活動においても、これらの議論がどのように反映されていくのかが期待される。