令和4年6月10日に開催された幹事長会では、2つの主な議題が取り上げられた。まず、区議会関係者の意見をまとめることが重要であるとの認識が示された。
協議事項では、会派提出の意見書に関する確認が行われた。斎藤竜一議長は、意見書の提出がなかったことを報告した。出席者からは異議もなく、協議が進められた。
続いて、「もしもフェス渋谷2022」実行委員会への参加が提案された。丸山高司幹事長(自由民主党)は提案を支持し、岡田麻理幹事長(シブヤ笑顔)や久永薫幹事長(公明党)も賛同の意を示した。田中正也幹事長(日本共産党)は、予算を出す団体が主催するイベントに議会が参加することに懸念を示し、議会のチェック機能が損なわれかねないとの立場を強調した。
治田学幹事長(立憲民主党)は、議会が実行委員会に参画することに賛成しつつ、議会への報告の重要性を訴えた。これに対し、堀切稔仁幹事長(れいわ渋谷)は反対意見を表明した。鈴木建邦議員や須田賢議員も参加の意義を認めつつ、イベント内容や資金についての透明性を求めた。
大半の会派は参加に同意したものの、議会のチェック機能を確保するための取り決めが必要との合意が形成された。最終的に、この議題は次回に持ち越されることが決定された。
その他の議題では、次回の幹事長会の日時が確認され、次回は6月13日に開催されることが決まった。この会議では、事務局からの報告も行われ、夏季の停電予定や政務活動費についての注意喚起がなされた。全体を通じて、議員側からの活発な意見交換が行われた。会の最後に、議長が議会運営に関わる重要な決定について説明し、混乱を防ぐことの重要性を強調した。