令和3年7月28日、渋谷区役所で幹事長会が開かれた。
周知の報告事項として、幹部職員の異動に関する話があり、区議会事務局の伴秀樹局長が説明を行った。新型コロナウイルス感染症対策の担当課長の兼務解除が発表され、今後の体制見直しが強調された。これに対し、議長の斎藤竜一氏はワクチン接種の進展に感謝の意を示し、周囲の理解を求めた。
続いて、協議事項に移り、議会運営の問題が議題とされた。特にタブレットの持ち出しやアプリケーションの追加についての討議が目立つ。シブヤ笑顔の岡田麻理幹事長は、タブレットの持ち出しによる議員の区民への報告活動の広がりを指摘した。
立憲民主党の治田学幹事長も、区民へのより良いサービス提供のためのデバイス活用を支持。他会派からもそれぞれの見解が述べられ、須田賢議員はそのコスト面について疑問を呈した。議長は、前回のICT検討委員会の見解を重く見つつ、具体的なプランを次回の議論で深掘りする意向を示した。
また、会派名を持たない「一人会派」についての意見も挙げられ、田中正也幹事長が多様性を尊重するために会派名を認めるべきと強調した。これに対して、丸山高司幹事長はその財政面を問題視したが、最終的にこれも議論を持ち越すこととして会が締めくくられた。
クールビズ導入についても話題となり、立憲民主党からの提案があり、温暖化による環境配慮の観点からも導入の必要性が議論される。
最後に、次回の幹事長会が8月30日に予定されることが報告され、議会の改善を重ねる姿勢が確認された。