令和2年9月3日、渋谷区役所で幹事長会が開催された。
出席者は、自民党と公明党、その他の各会派の幹事長ら10人である。議長の下嶋倫朗氏により会議は進行された。最初の議題として、決算特別委員会の正副委員長人事が協議され、公明党の沢島英隆幹事長が提案した委員長候補栗谷順彦議員、自民党の丸山高司幹事長が副委員長として斉藤貴之議員を推薦したことが決定された。これに対する質疑は特に無く、承認を得て決まった。
続いて、令和3年度の議会費予算についても話し合われた。シブヤ笑顔の田中匠身幹事長からは、新型コロナウイルス感染症対策として透明アクリル板を設置する要望が提出された。田中幹事長は、この設置が必要不可欠である理由を次のように説明した。「長期化する感染症対策のために、議場や委員会室の環境を整える必要がある。」
その後の発言では、丸山高司幹事長が予算要望が適切かどうかの判断が必要であるとの意見を述べ、鈴木建邦議員は「必要最小限の対策が重要」と述べ、保健所に対して意見を求める必要性を指摘した。これに対し、野島一純区議会事務局次長は専門的見地から意見を伺う考えを示した。
さらには、事務局から経常経費の削減についての説明があり、約500万円の削減が見込まれていることが報告された。ここでは、議員の人件費や政務活動費は対象外となる。具体的には、テープ反訳委託経費や消耗品費などが削減対象となっている。この削減率は令和2年度予算に対して約1%であると説明された。
幹事長会では、各議題について十分な議論がなされ、必要に応じて次回の会合へ持ち越される形となった。なお、次回の幹事長会については、議会運営委員会終了後に設定することが決まった。
会議は午後1時55分に散会となり、記録は鈴木議員、須田議員の署名のもと確認された。