令和4年11月22日、渋谷区議会は第4回定例会を開会し、多様な議題が討議された。
特に注目を集めたのは、災害対策および地域コミュニティに関わる議案であった。
長谷部健区長は、「オミクロン株対応ワクチンの接種体制を強化している」と述べ、区民が年内にワクチン接種を行うよう呼びかけた。ワクチンの接種は感染拡大を防ぐ重要な手段とされており、12歳以上の全ての人々が対象とされる。
また、長谷部区長は障がい者福祉についても言及し、「障害者団体連合運動会が3年ぶりに開催される」と述べ、その様子を区民が喜ぶイベントの一つとして紹介した。さらに、来月には作品展も開催され、「地域の皆様にもぜひお越しいただきたい」と期待を表明した。
教育面においては、ICT教育の進展が新たに注目され、同区の教育委員会は「全国ICT教育首長協議会」において文部科学大臣賞を受賞したことを発表した。特にデジタル教科書の普及と個別最適な算数学習が評価された。
長谷部区長は、新型コロナウイルスとの共生を重要視し、「ウィズコロナにおける新しい社会に対応したサービス提供を行っていく」と述べた。特に、オンライン学習の拡充や、地域の皆様との連携が重要だという考えを示した。
また、地域の安全・安心を確保するための施策として、防犯や災害対策の必要性が強調された。特に、高層マンションにおける地震対策や、住民の避難生活に関する施策が求められているとのことである。
最後に、田中匠身議員が質問した際にも触れられたが、地域の課題を解決するためには、住民参加型のコミュニティ活動が重要であるとの認識が全体を通じて共有された。議員たちはそれぞれの意見を交わし、区政への参画を強めていく姿勢を見せた。
今後、渋谷区は新しい取り組みを進め、地域活性化に努めていくと期待が寄せられている。