令和3年12月6日、渋谷区役所で幹事長会が開催された。
出席者は自民党、公明党、共産党、立憲民主党など各会派の幹事長で構成され、合計で10名が参加した。この日の議題は、会派から提出された意見書に関する協議であり、特にHPVワクチンに関する提案が注目された。
最初に、「シブヤを笑顔にする会」からの意見書案について説明があった。岡田麻理幹事長は、前回の意見を受けた修正案を提示し、「HPVワクチンの接種を希望する全ての女性への経済的負担を軽減する措置をより広く行うこと」を強調したと述べた。自民党の丸山高司幹事長は、ワクチンの有効性を認めつつも、全体の合意が重要であるとの考えを示した。
公明党の久永薫幹事長は、現在の世代への接種を早急に進めることが大切だとし、意見書に賛成する意向を表明した。また、日本共産党の田中正也幹事長は、「安全かつ迅速に接種を受けられる環境を整備し、全ての人に支持されるべきだ」と賛同の意を示した。
立憲民主党の治田学幹事長は、現状のワクチンの効果に基づき、この意見書が必要だと訴え、賛成する考えを強調した。
その後、各会派からの意見が相次ぎ、意見書に関する支持が広がった。岡田幹事長は、議論の結果を踏まえた最終案を提案し、各会派の合意に達したのち、意見書を正式に提出する流れとなった。
会議の終盤には、日本共産党から別の意見書案が提出されたが、各会派の意見が割れ、最後には取り下げられる結果となった。斎藤竜一議長は、次回の幹事長会については追って通知されると締めくくった。
本会議は、各党の意見を尊重しながら、有意義な協議を行ったことが印象的であり、特にHPVワクチンの普及促進に向けた取り組みが一歩前進した形となった。