令和4年3月22日、渋谷区役所にて幹事長会が開催された。
議題の中で、会派提出の意見書に関する協議が中心となった。自民党の丸山高司幹事長は、共産党が提案した意見書案について、「論外」とし、修正案があるにもかかわらず、その内容に異議を唱えた。具体的には、意見書はロシア大使館へ送るべきだという見解を示し、乗り得ないとの意見を述べた。
公明党の久永薫幹事長も同様の立場を取り、共産党の修正を評価するものの、衆議院や参議院への提出には問題があるとの見解を示した。これに対し、立憲民主党の治田学幹事長が賛成の意向を示す一方で、れいわ渋谷の堀切稔仁幹事長は異なる見解を持ち、議題に対し直ちにロシアに訴えるべきだとの意見を表明した。
各会派の意見を受け、田中正也幹事長は議会として意思表示をすることの重要性を強調した。会合の後半では、田中幹事長が修正を加えた「ロシア政府に核兵器の使用と威嚇を中止することを求める決議案」を提出し、出席者全員がこの決定に同意した。
その決議案では、ロシアの核兵器使用および威嚇行為の厳しい非難が行われ、日本が核戦争の脅威を避ける重要性が訴えられた。議長の斎藤竜一氏は、決議自体をストレートな表現でまとめることを確認し、最終的に各会派に持ち帰ることで合意した。
次回の幹事長会は、4月8日の議会運営委員会が終了後に開催される予定である。今後の会議でも、各会派の意見交換が重要視されるだろう。