令和2年11月18日、渋谷区役所で幹事長会が開かれた。
主要な議題には、渋谷区議員報酬等及び区長等給料等審議会の答申が取り上げられた。区長の長谷部健氏は新型コロナウイルスの影響を考慮し、期末手当の引下げが望ましいとの見解を示した。
また、具体的には引下げの額として0.05月を令和2年12月支給分から提案した。これは特別区人事委員会の勧告に基づくもので、議員報酬や区長給料の改定に関連する審議が行われることが決定した。
この答申内容に対し、特段の質問はなく、全会派が了承した。
続いて、議会のICT化に関するアンケートの結果が報告された。伴秀樹区議会事務局長は、iPad等の使用習熟度を調査した結果を説明し、平均点は約6.1点であったことを明らかにした。
さらにペーパーレス化への対応については、20人から「できない」との回答があり、主に予算書や決算書の紙資料が依然として必要であることが背景にあると説明した。ただし、操作習熟度の差も関与しているとのこと。
今後は、議会内で配付する資料については、紙資料を希望しない議員には配付しない方向性が提案された。これは迅速なペーパーレス化を図るための施策で、次回幹事長会では参加者名簿を事前に提出することが合意された。
最後に、次回の幹事長会は11月25日に予定されており、定例会初日の議会運営委員会終了後に行われることが決定した。