令和元年7月16日、渋谷区役所で幹事長会が開催された。主要な議題は議会費補正予算と議会運営の諸問題であり、出席者全員の合意により決定された。
幹事長会では、議会費補正予算についての議論が行われ、自由民主党の丸山高司幹事長は「提案どおりで結構でございます」と述べ、全会派が異議なしとし、補正予算を決定する運びとなった。参加した各会派の意見も確認され、異論は出なかった。
次に、議会運営の諸問題についての協議が進められた。今回の協議では、複数の会派から提案が出され、議論が交わされた。特に、日本共産党の五十嵐千代子幹事長は、オブザーバー会派及び無所属議員の提案を複数会派と同等に扱うことについて意義を唱えた。
堀切稔仁幹事長(れいわ渋谷)も、「やはり両者を平等に考えるべき」と強調し、議会における多様性の重要性を訴えた。この件に関しては議長が全会派一致を求める姿勢を示し、協議は従前どおり進めることで決定された。
その後、議会全体に関する諸問題が提起され、特に本会議でのクールビズ導入が挙げられた。立憲民主党の治田学幹事長は「他の自治体でも導入されている」と発言し、導入を強く要望した。これに対し、堀切幹事長も同様の意見を述べ、本会議場での快適さ向上を訴えた。
新たに議論された内容として、議員の介助者・介助犬の受け入れについても話が進んだ。治田幹事長は、障害者差別解消法の観点から、議会での整備の必要性を訴えた。
また、五十嵐幹事長は交際費の支出先公開や、議長交際費を50%削減すること、議長専用車の廃止を提案した。これらは議会に対する透明性と信頼を向上させる重要な意義を持つとされ、各議員からも賛同の声が上がった。
次回幹事長会は7月30日に予定され、さらなる議論が期待される。最終的な合意形成が進む中で、議会の運営がより良い方向に進むことが望まれている。