令和元年9月4日、幹事長会が渋谷区役所で開催された。
本会議では、決算特別委員会の正副委員長の人事について議論が進められた。公明党の沢島英隆幹事長が栗谷順彦議員を委員長に指名し、自由民主党の丸山高司幹事長が副委員長に斉藤貴之議員を提案した。出席者からは異議がなく、この人事が決定された。
続いて、令和2年度議会費予算についての協議が行われた。立憲民主党の治田学幹事長が、議会フロアにWi-Fi設備の設置を要望した。治田氏は、現在の議会のICT環境が不十分であり、議員の活動の支障をきたしていると主張した。具体的には、公共Wi-Fiが存在しない現状を説明し、設置の必要性を強調した。
しかし、丸山幹事長は、議会ICT推進検討会の結論が議場でのWi-Fiをバックアップとして想定していることを挙げ、論点を明確にしなければならないと指摘した。また、議会フロアのWi-Fi設置による経費負担についても懸念を示した。治田氏は「議員活動に必要な公共の設備としてWi-Fiが望ましい」と繰り返し説明したが、他の議員からは時期尚早であるとの意見も寄せられた。
さらに、事務局からは議会費予算に関する2つの提案が紹介された。映像音響設備の保守委託契約が396万円、議会広報用デジタルカメラ購入のための費用がおおよそ8万円である。この予算案に対しても、出席者からの詳細な質疑が行われ、適正な契約内容の報告が求められた。
その他の議題として、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた気運醸成イベントへの参加提案がされ、議員全員で観戦する提案もあった。チケット購入についての意見もあり、全議員に配付する方向性が示された。次回の幹事長会は、9月5日に予定されている。
本会議では各議題について深く討議され、今後の方向性が定められた。