令和5年5月24日、渋谷区の臨時議会が開かれた。議題には、補正予算案や専決処分の承認が含まれた。
最初の議題となったのは、令和5年度の補正予算(第3号)である。総務委員長の中村豪志氏は、民生費の物価高騰に対する緊急支援給付金の支給について述べ、予算の総額が1,158億2,218万円に増額されることを報告した。委員長は「必要な支援を行う施策であり、賛成する」と強調し、給付金の周知と迅速な執行を求めた。
続いて、議題は専決処分の承認に移行した。中村豪志氏は、生活支援のための給付金について、食費や物価高騰に直面する世帯への早急な支援が必要であると述べた。彼は「支援が漏れなく届くようにする必要がある」と付け加えた。こちらも満場一致で承認が決定した。
さらに、閉会中の調査事件についても議論が交わされ、徹底した調査の継続が認められた。この件では、議会運営委員会からの要望を受け、期間を設けずに調査を続ける意向が示された。議長の丸山高司氏は、議員らの意見に感謝し、速やかな対処に努める姿勢を表明した。
最後に、長谷部健区長は、補正予算や専決処分の議決に感謝し、今後の区政執行に向けた意見や要望を真摯に受け止めていく考えを示した。また新たに就任した監査委員に対しても協力を呼びかけ、その必要性を強調した。
本日の会議をもって、令和5年第1回渋谷区議会臨時会は閉会となった。参加した全議員に感謝の言葉が述べられ、会議は午後1時8分に終了した。