令和2年6月17日、渋谷区議会定例会が開催された。
この日は、令和元年度渋谷区一般会計予算や各公社の経営状況に関する報告が行われた。
長谷部健区長が報告する中で、令和元年度の一般会計予算繰越明許費の繰越しについて説明した。
また、各公社の経営状況についても法の規定に基づき報告を行った。全体として、報告された内容に対する質疑は特に見られなかった。
その後、条例改正案が審議された。特に注目されたのは、渋谷区行政手続において特定の個人を識別するための番号制度に関する条例の改正である。
委員会からの報告を受け、一柳直宏総務委員長が賛成意見と反対意見があることを示した。
賛成意見の中には、事務処理の効率化と民の利便性向上につながるとの意見があった一方、個人情報保護に対する懸念も表明された。
また、職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正も挙げられ、新型コロナウイルス感染症への対応に当たる職員に対する手当について円滑な支給が求められた。
委員会の報告によれば、職員への手当支給は重要であるとの意見が多く出された。
次に、羽田空港の新しい飛行ルートについての請願も取り扱われた。吉田佳代子議員は、区民からの不安を受け、国への意見書提出の必要性を強調した。
この議題に関して多くの議員から、街の静けさや安全についての懸念が示された。
これら一連の議題が進行され、すべての議案が慎重に審議される中、最終的には各案件の原案通り可決されることになった。
長谷部健区長は、区民の声を尊重しつつ、今後の課題解決に向けた対応を約束した。
議会は午後1時53分に閉会しました。