令和6年1月29日に渋谷区役所で開催された幹事長会では、当初予算案と財政調整についての報告が行われた。
丸山高司議長の進行のもと、長谷部健区長が令和6年度の予算案について詳細を説明した。
この中で、福祉分野では、24時間電源を必要とする障がい者への災害時対策としてポータブル蓄電池の導入が新たに報告された。
また物価高騰による緊急支援事業として、住民税非課税世帯への給付や“こども加算”も行う予定とされた。
さらに健康・スポーツ分野では、HPVワクチン接種費用を男子にも助成する方針が示された。
長谷部区長は、「男性に対するワクチン接種助成を通じて、健康を守る取り組みを強化したい」と述べた。
防災や情報収集についても触れ、SNSによる情報精査が求められているとの説明があった。
特に最近の能登半島地震を引き合いに出し、正確な情報の重要性が緊急性を持つものとして強調された。
質疑応答では、議員からバースデーレター事業の説明を求める声があり、北原達也経営企画部長が選挙への若年層の関心を引くための施策であると回答した。
この後、令和6年度の財政調整についても長谷部区長からの報告が行われた。
区間の配分割合は現行の55.1%を維持していく方針で、関連資料も配布された。
質疑には「異議なし」との回答が示され、無事に報告が終了した。
また、丸山議長は1月25日に実施された義援金40万円の問い合わせに言及し、支援の重要性を強調した。
議会運営についても話し合われ、次回幹事長会は2月6日に予定されていることが伝えられた。
参加者全員が今後の施策への期待を寄せて閉会となりました。