令和元年10月8日、渋谷区役所で開催された幹事長会が注目されている。
参加者は、下嶋倫朗議長をはじめ、自民党、共産党、立憲民主党、その他の会派からの議員が出席した。
会議では、台風15号の被害に対する意見書が取り扱われた。共産党の五十嵐千代子幹事長は、住宅被害に対し、国が支援を拡充することを受け、意見書を取り下げる意向を示した。これに対し、他の議員からは賛同の意見が相次いだ。
次の議題では、子どもと妊産婦の医療費の無料化を求める意見書案について審議が行われた。丸山高司幹事長は、財政状況を理由に賛成できないとの立場を示した。一方、治田学幹事長は賛成の意向を示し、意見書案が再度調整されていることが伝えられた。
また、羽田空港増便による都心低空飛行計画についての意見書は、取り下げとなった。議論の中で、地域住民への影響や理解を得る必要性が確認された。
さらに、追録式例規の廃止と代替措置については全会一致で了承された。議員たちは今後のタブレット端末の利用についても確認し、冊子版の取得も要望した。
最後には、天皇陛下の御即位についての賀詞決議が提案された。丸山幹事長は、全会一致での賛同を仰ぎ、議会の名をもって礼を表することを訴えた。協議の結果、文言の修正が必要とされたが、原案に基づいて全会一致で決議が成立した。その内容は、天皇陛下御即位を祝うものとして、渋谷区議会の力強い支持が示された。